自動車整備士には1級から3級までの3つのランクがありますが、1級は自動車整備士の中でも様々な業務を遂行できる、逆に3級整備士はタイヤ交換やオイル交換、点検整備などが中心で業務の範囲は狭くなります。そのため、整備工場などでの募集は主に1級や2級が中心で3級整備士の募集が行われていないケースが多いのが特徴です。しかしながら、若者の車離れなどにより整備士の人口も減少傾向にあること、それとは反対に車の所有における需要は年々緩やかではあるけれど増加傾向にあるので、車検工場や修理および点検を行う工場など資格の有無に関係なく募集している会社も少なくありません。昔は、未経験者は20代までで30代以降は経験者のみを対象にしていた会社が多くありましたが、30代でも未経験者を雇い入れる、資格を持っていない人も応募できる会社が多くなっています。
もちろん、車の修理や点検は知識および技術が必須ですし、それの指標ともいえる資格を持つことが基本になるので仕事をする上で資格取得は必須です。働きながら3級整備士を取得してスキルアップで2級を目指せる、このような会社も多くなっています。なお、3級整備士は主にタイヤ・オイル交換、簡単な整備ができる仕事になるので車検工場や修理工場などでは募集していないケースが多く、求人があるのはタイヤを販売しているカーショップやオイル交換などのサービスを行っているガソリンスタンドなどの整備部門が一般的です。