3級整備士は自動車整備士の資格の一つで、比較的簡単に取得できる資格です。そのため、仕事に活かせる1級や2級の自動車整備士の資格と比べると募集している会社が少ないのが現状です。ちなみに、3級自動車整備士の資格を取得するためには、国家試験の実技試験および学科試験に合格しなければなりません。国家試験の受験資格は、自動車整備系の高校もしくは専門学校を卒業(3級整備士課程)もしくは機械工学科などを卒業(大学・専門・高校・職業訓練など)の2つです。
前者は実務経験は不要ですが後者は実務経験が半年間必要です。また、他の高校や大学を卒業した人も実務経験が1年以上あれば受験資格を得ることができます。3級整備士の資格を得ることで、タイヤ交換やオイル交換、簡単な自動車(普通乗用車や大型トラックなど)やオートバイ、これらの整備ができます。タイヤやオイル交換は車を持っている人でもできる作業なので、自分でやる人も多いでしょうし、車やバイクが好きな人の中には自分で分解して組み立てるなどの技術を持つ人もいるので、このような資格を持っていても募集している会社はないない、このようなイメージになりがちです。
1級整備士や2級整備士と比べると募集している会社はそれほど多くはないのですが、カー用品を販売しているお店などの整備部門などが募集を行っていることもあります。この場合は、お店でお客さんがタイヤを購入したときに装着などのサービスを行う仕事です。