通常、2級整備士と呼ばれているのは、国家資格である2級自動車整備士のことです。エンジンなどの一般的な自動車全般の点検整備や、分解整備を行うことができる資格です。1級から3級までありますが、3級整備士ではタイヤ交換などの基本的な整備しかできないため、整備士として働いている人の多くが取得しているのが2級整備士になります。2級自動車整備士の資格は2級ガソリン自動車整備士と2級ジーゼル自動車整備士、2級自動車シャシ整備士と2級二輪自動車整備士に分かれています。
ガソリン自動車整備士は普通自動車や軽自動車などの、ガソリンで動く車を整備できる資格です。ディーゼル自動車やシャシの整備も担当できるようになるので、最も人気があります。ジーゼル自動車整備士は、ディーゼルエンジンで動く普通自動車や軽自動車などの整備ができる資格です。ガソリン自動車整備士よりも、専門性の高い資格と言えます。
シャシとは車のエンジンとボディを除いた部分です。自動車シャシ整備士は主に、普通自動車や軽自動車などの足回りの整備を行います。二輪自動車整備士は、オートバイや原動機付自転車の整備全般を行うことが可能です。自動車整備工場で働く2級整備士が転職するには、自動車金板スタッフや国産車や輸入車のディーラーの自動車整備士があります。
中古車販売店で自動車整備士として働くことも可能で、車検の最終チェックができる自動車検査員の資格もあると転職に有利です。自動車エンジニアは、自動車メーカーで車体やパーツの研究開発をします。転職するのに、特に必要な資格はありません。自動車が好きな人には適職であり、2級整備士の資格は推奨される資格の1つです。